田町最強の酒場はここだ! 大衆酒場 宗屋について紹介します

飲食店不況の真っ只中ですが、7月頭に素晴らしい酒場がオープンしたのでご紹介します。立ち飲みといえば、安かろう悪かろうのイメージですが、そんな常識を覆すこの酒場の凄さお伝えします。

大衆酒場 宗屋 港区芝4-4-14 青島ビル1F 営業 17時~ 定休日 日曜・祝日

場所は田町駅西口改札をでて、右に曲がって直進、徒歩4分くらい。第一京浜と日比谷通りの交差点にあります。誰でも迷わずに行けると思います。

   

見えてきました。交差点にあるので、見つけやすいですよ。お邪魔しまーす。

この立ち飲み酒場、宗屋、なにがすごいかというと、

料理の値段 全品 ¥270 酒もほとんど¥270 

この値段にもかかわらず、料理のクオリティ、めちゃくちゃ高いんです。¥2000あれば腹いっぱいに食べて、ベロベロに酔っぱらえます。

立ち飲み まずは煮込みから

最初にオーダーするおススメは 牛煮込み¥270 です。すぐに提供されて、味付けも最高。特にホルモンの部位が油ののってて、うまいですね。

  

真空技法の生肉

あわせて、最初に食べるなら、真空技法のお肉がおすすめです。写真は、レバ生とタン生です。もちろん両方¥270  このお肉めちゃくちゃうまいんですが、理由を店主にきいたところ、お肉のうまさは新鮮さが一番重要と教えてもらいました。そのこだわりから毎朝、自転車で別名 芝浦屠場、東京都中央卸売市場食肉市場にお肉を仕入れにいっているそうです。いやー、雨の日も風の日も毎日自転車で芝浦に仕入れに行くなんて頭がさがります。それから、肉の仕込みをして、お店の営業って、めっちゃ労働時間長くありませんか!!!!! 店主はいつ寝ているんだろうか??

その新鮮なお肉の仕込みについても手間がかかっています。教えてもらいました。

数年前の食中毒事件以来、食品の衛生管理が厳しくなったそうです。食中毒の予防のため、

加熱温度と時間を厳密に管理し、食材の中心部まで十分加熱して食中毒菌を死滅させる処理をしないといけなくなったそうです。いわゆる生肉の低温調理の方法ですね。

厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル(平成29年6月16日版)」は、調理過程における重要管理事項を次のように示しています。

1. 原材料受入れ及び下処理段階における管理を徹底すること。
2. 加熱調理食品については、中心部まで十分加熱し、食中毒菌等(ウイルスを含む。以下同じ。)を死滅させること。
3. 加熱調理後の食品及び非加熱調理食品の二次汚染防止を徹底すること。
4. 食中毒菌が付着した場合に菌の増殖を防ぐため、原材料及び調理後の食品の温度管理を徹底すること。

厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル(平成29年6月16日版)より引用

参考リンク

温度と時間の管理が重要!低温調理は食中毒に注意してください。

 

さらに店主によると、厚生労働省による加熱食肉製品の製造基準があり、63℃で30分間加熱する必要があるとのことでした。そのため、生肉を真空パックにして63℃の温水で30分以上加熱しているそうです。お肉を真空パックにするには真空パック機という機械を使ってるそうです。

【業務用真空袋対応】 フードシールド 業務用 真空パック器

↑みたいなやつだそうです。

お肉は高い温度で温めすぎると固くなってしまうそうなので、毎日仕入れた新鮮なお肉を真空パックに袋詰めします。この真空パックにしたお肉達を一定の温水(63℃)で部位ごとに30分ずつ加熱する作業がとてもたいへんだそうです。温度管理と時間管理、両方に気を使わないと肉がまずくなってしまうそうなので、この作業がいちばんしんどいそうです。これがメニューに表記されている真空技法の意味なんですねーー。手間がかかってます汗そんな手間かかった真空技法が上記のレバ生・たん生です。

やっぱり 串焼き

   

写真は左からレバー、シロ、金鶴です。レバーにあの特有の血生臭さがまったくなく、やわらかい。これを食べると鮮度の大切さを実感します。シロは腸の部分で、金鶴はお股の部分で希少な部分だそうです。(初めて食べました)串焼きも全部うまいんですが、一番のおススメは腸詰めです。↓

 

いろんな料理食べようと思ってましたが、美味しすぎて、再注文してしまった商品です。見た目は普通のソーセージなんですが、なぜかこれがめちゃくちゃうまい、炭火でほどよくコンガリと焼けていて肉のうまみが閉じ込められてます。美味しさの秘密は炭火で焼いてるからとのことでした((笑))

お酒も立ち飲み酒場スタイル

そして、特徴的なのがお酒のメニュー 

梅酒・葡萄酒 ¥270 コップ一杯に並々と注がれたキンミヤのストレートに天羽の梅 うめ エキスを入れて飲むというシロモノです。天羽の梅はこちらです。

 

カウンターから店主が出てきてくれます。金宮をコップに並々と注がれます。

 

あふれたお酒は下皿へ。最後に梅エキスをいれて完成です。梅エキスの量は甘め、辛めのお好みで調整してもらえますで、ぜひトライしてみてください。葡萄割はこちらの天羽葡萄エキスバージョンです。問題はこれを飲むとかなり酔っ払うので、私は2杯が限界でした。他のお酒も楽しみたい方は1杯程度にしておくことをおススメします。

つづいてこちらの金魚 どんなお酒か頼んでみたら、↓が来ました。

 

と、とうがらしがはいってる。焼酎炭酸割にとうがらし。金宮ソーダ割にとうがらしがはいってるピリ辛ドリンク。飲んでみると・・・・、後味 からーい。でも爽やか-って感じです。でもうまい、肉の脂が流されてこれはいいって感じです。

そして、暑い夏の日におススメなのが ¥370 三冷ホッピー

三冷とは3つのアイテムがキンキンに冷やして提供されるホッピーのことなんです。焼酎・グラス・ホッピーの3アイテムがキンキンに冷やされて提供されます。氷いらずなので、味が薄まったりして味が変わらず最後までおいしく飲める。

そして 男割 ¥90

こちらはお酒を濃いめで注文したい場合に使うものだそうです。濃いめというか、ほとんど2倍のアルコール量で提供するそうです。ちなみにうちの従業員は、しらずにバイスサワーを男割にして注文して何杯か飲んだところ・・・この日記憶をなくしたそうです・・・ お酒って怖いですね。

 

 

あと覚えている限りで、注文したのが 厚揚炭焼き、ウズラ卵、らっきょうです。厚揚げが炭火でカリカリに焼けていて、上に魚粉が乗っているのでうまいっす。はずれの料理はないのでなにを注文してもOKです。

いまはオープンしたばかりなので、店主と奥様、それに奥様のお母さまの3人体制でお店を営業しています。オープンは17時~です。食材無くなり次第終了で営業しているようです。固定電話は7月時点ではないようです。定休日は日曜・祝日です。生もの以外でしたらテイクアウトもやっているそうなので、きになる食べ物あればぜひお試しください。

店主の鈴木さんと奥様とも写真取らせていただきました。

 

また来店します。ごちそうさまでした。